2013年10月1日火曜日

Go Back to School (MBA, Master's, Ph.D.)? That means a lot to you.

As a response to my previous column "MBA - MYTHS VERSUS REALITY",
I would like to say that to go back to graduate school to study any areas,
which you are interested must be a great opportunity for you to grow
yourself in many ways.

~MBA・大学院で学ぶことの意味は大きい、ということ~

先日アップしたコラム『そのMBA本当に必要ですか?』への、返信コラムです。

『そのMBA本当に必要ですか?』のコラムで書いているように、
MBA進学が自分自身にとって意味のあるものとなる、あるいは、
それほど意味がないものとなってしまう、この2つの可能性があります。

あなたのMBA進学が、この2つのうちのどちらのケースとなるのか、
つまりあなた自身の財産としてキャリア形成にプラスとなるのか、または、
単なる時間とお金の投資で終わるのか、それはMBA進学に対するスタンスで
決まってくるということができると思います。

キャリア形成にプラスとなるケース

現職の業務を遂行するうえで、あるいは近い将来に担当することになる業務上
必要となる知識を、MBAプログラムを通して身につけることができる
(必要性ベースでの進学)、これまでのキャリアから方向転換を図ることを決意し、
MBAプログラムで経営管理について学ぶことで次の新しいキャリア選択の
可能性を広げる(この場合、海外MBA進学後、海外での就職または起業などが
一般的といえます)、あるいは、特定の目的を持たない場合でも、自らの成長の
実現・学びのためにMBAプログラムを活用する、といったスタンスでのMBA進学は、
いつでも誰にとっても極めて有効であると言うことができます。

また、これはMBA進学だけに限らず、その他の修士プログラム・博士プログラム
を含む、全学問領域での大学院進学においてあてはまると思います。

自らが、純粋に必要として、望んで、学ぶために進学するというスタンスです。

単なる時間とお金の投資で終わるケース

一方、時間とお金の投資で終わり、キャリア形成に必ずしもプラスとならない
ケースがあります。

それは、『そのMBA本当に必要ですか?』のコラムに書いている通り、
MBAの学位そのもの(MBAホルダーの肩書き)が特別なカードのように思い込み、
MBA取得後には自動的に夢(憧れ)のポジションへの転職が約束されている、
年収アップが当然、などと考えている場合です。

あるいは、とりあえずMBA進学をしたものの、漫然と2年間を過ごし、
自分自身にとっての何かを見つけることや考える機会がなく、
MBAホルダーという履歴だけが残った場合も含まれます。

それから、つい最近のWall Street Journalの記事で見かけた内容なのですが、
MBAプログラム修了後の就職を有利にするために(履歴書に記載する学歴欄の
内容をよくするために)、成績でA評価を取りやすいビジネススクールに進学する、
というモチベーションに基づいてMBAホルダーとなった場合も含まれると言えます。

まとめ

環境変化の早い現代。その時代の中で、仕事以外にも様々なことに忙しい
ビジネスパーソン。そして、スピーディーなキャリアアップや年収アップを謳った
広告が多く出回る昨今において、できるだけ効率的に、かつ効果的にキャリアを
築いていきたいと思うビジネスパーソンも多いことと想像します。

しかしながら、あたりまえのことではありますが、本当の意味でキャリアを築いていく
プロセスにおいて、「MBAを学んだという事実だけ」といった形だけの履歴をもって、
実現する近道(ショートカット)は存在しないと言うことができると思います。

なぜ学ぶのか、その学びが自分自身にとってどのような意味を持つのか、
あらためてよく考えてみることが大切なのではないかと思うのです。

キャリアコンサルタントとしてキャンディデイトとお話をしていると、
自ら考えてMBA進学や大学院進学を選択し、専門領域で学ばれた方々は、
明らかに強みを持っていると分かるのです。

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